NEC、AI活用により児童相談所の業務負荷を軽減するシステムを静岡市と構築
ニュースサイト | : | 日本経済新聞 |
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ニュースのURL | : | https |
ニュースの配信日時 | : | 2023年10月13日 11:21 |
関連する児童相談所 | : | 静岡市児童相談所 |
ニュースサイトからの引用:
〜AIが通告内容の過去類似事例や対応に有益な情報を提示〜
NECは、AI活用により児童相談所の業務負荷を軽減するシステムを静岡市と構築します。本システムは静岡市の児童相談所にて2024年4月より運用を開始します。
近年、児童相談所における児童虐待の相談対応件数の増加に伴い、児童相談所職員の業務負荷が増大しています。一方で、定年退職や人事異動などでベテラン職員が減少しつつあり、経験の浅い職員へのノウハウの継承に課題があります。また、職員は面談記録や会議の文字起こしといった単純な業務に膨大な作業時間を要しており、業務効率化のための取り組みが重要となっています。
本システムは、これまでの相談対応におけるノウハウを学習したAIが過去の類似事例などを提示することで経験の浅い職員をサポートするほか、音声認識AIによる記録業務の効率化により、職員の負荷軽減を実現します。
なお、本システムは2022年1...
NECは、AI活用により児童相談所の業務負荷を軽減するシステムを静岡市と構築します。本システムは静岡市の児童相談所にて2024年4月より運用を開始します。
近年、児童相談所における児童虐待の相談対応件数の増加に伴い、児童相談所職員の業務負荷が増大しています。一方で、定年退職や人事異動などでベテラン職員が減少しつつあり、経験の浅い職員へのノウハウの継承に課題があります。また、職員は面談記録や会議の文字起こしといった単純な業務に膨大な作業時間を要しており、業務効率化のための取り組みが重要となっています。
本システムは、これまでの相談対応におけるノウハウを学習したAIが過去の類似事例などを提示することで経験の浅い職員をサポートするほか、音声認識AIによる記録業務の効率化により、職員の負荷軽減を実現します。
なお、本システムは2022年1...
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しかしこのニュースで見るべきところはAI導入という部分ではなく、「定年退職や人事異動などでベテラン職員が減少しつつあり、経験の浅い職員へのノウハウの継承に課題」という点です。
要するに児相職員の質が低下しているからAIで補おうという話です。
しかしAIがするのは「音声認識AIによる記録業務の効率化」等で、たしかにそういった分野でAIを活用するのは良いと思いますが、そのような単純作業の効率化は「経験の浅い職員へのノウハウの継承の課題」の役には立ちません。
児相職員の質の低下をAIが補えるとは思えません。
児相職員には本来、専門的な問題に対応する高度な知識や経験が必要なはずです。
静岡市児童相談所に関わった保護者や児童は、経験の浅い職員からどのような支援を受けられるというのか、心配になります。