代表のご挨拶
娘が一時保護されたその日、私は児相職員に、娘は実際はしっかりご飯を食べているのに、友人に「親がご飯をくれない」と嘘をつくので、とても困っていることを相談しました。この面談は3時間という長いものでした。しかし児相職員は、この面談の私の発言を「当職が声をかけると父は『ご迷惑をおかけしております』と冷静な受け答えであった。」と記録しただけでした。これ以外の私の発言、私からの相談は、一切なにも記録に残されていませんでした。この児相職員は、私の話を聞きながらたくさんメモを取っていましたが、そのメモの内容を児相の記録に残さずに、捨てたのです。その後も私はこの児相職員に繰り返し相談しましたが、その内容は記録に残されず捨てられました。私がこのことを知ったのは、2年以上経ってからでした。私からの相談は、この児相職員により、一切無かったことにされていたのです。
児相は私の相談に応じず、事実について調査せずに、「娘は嘘をついていない」という判定をしました。娘は一時保護所で「後悔している」と反省の弁を述べましたが、児相職員は娘に「あなたに問題はない」「あなたは変わらなくていい」という指導をしました。娘は嘘をつくのが平気になり、その後も同様の嘘をつき続けました。結局娘は嘘をやめられず通算4回の一時保護を経験しました。6年半が経った2024年10月、娘は友人に嘘を吐き続けたことを反省し、友人に謝罪したいと述べていますが、児相は、娘は友人に嘘をついていないし、友人に謝罪する必要はない、という見解を変えていません。そのような判断をする根拠を聞いても、「過程を見ればそうです」という曖昧な答えが返ってきただけでした。
娘を一時保護したのは静岡市児童相談所です。私からの相談を記録に残さず捨て続けたのは児相職員の濁澤拓也さんです。調査していないのに「娘は嘘をついていない」という判定をしたのは濁澤さんの上司の鷲山敦さんです。このように児相職員の名前を書けるのは、これらがすべて事実だからです(すべて証拠があります。そうでなければ名誉毀損になってしまいます)。静岡市児童相談所はこれらの事実について「児童相談所の対応にはなにも問題はない」と言っています。これは児相職員個人の問題ではなく、児相という組織のシステムが抱えている問題なのです。
児相には児童福祉法で定められた「相談に応じ、調査し、判定し、指導をする」という法的義務がありますが、現実には「一方的に親子を引き離し、親からの相談は一切無視して、問題をより悪化させる出鱈目な指導を行う所」であることを、私と妻は身を持って経験しました。娘はその一番の被害者です。我々は、この問題について、声を上げなければなりません。
日本には児相の不適切な対応で苦しんだ人、苦しんでいる人がたくさんいます。日本中で何万人もの児童、その保護者が強制的な親子分離に遭い、身を切られるような苦しみの中にいます。当団体ではこの問題を「児相が児童福祉法で定められた法的義務を守っていない」という観点から捉えて、改善に取り組みます。
2024年10月 児童相談所適切化協会 代表